この恋、成就率30%
それきり、黙ってしまった悠馬
…アドバイスのところを読んでるのかな?
「悠馬、続きは…」
キーンコーンカーンコーン……
続きを聞こうとした途端、
なんというか、まぁ…すごいタイミングで昼休み終了のチャイムが鳴った
パンッと雑誌を閉じて、悠馬が言った
「さーって、5時間目だ!
次は何だっけな~…」
明らかに話題を変えようとしてる感が漂いまくりなんですが…
「ねぇ、竜の診断結果、続きになんて書いてあったの?」
「えっ!?
あ、あーまぁ、はは、たいしたこと書いてなかったぜ?」
こいつ…
昔っからだけど、嘘ヘター!!!
か、かわいそうになってくる…っ
「えみ!これ、返すわ」
「わっ!ちょ、投げるな、バカ!!」
「わりー、わりー」
えみのもとに雑誌が戻り、
先生が来るまでもう時間もないし
診断結果がどうこうより、まずは授業の準備をすることにした