この恋、成就率30%
「竜だって、まさか好きな相手本人に恋愛相談してくるとは思わないだろうし
これならバレねぇって!」
「…っていうか、それって駆け引きなの?
私の一人芝居でしょ?
それでうまくいくわけ…」
「あまいっ!」
ビシッと、指摘された
な、なぜそこまで偉そうに…?
「お前はなぁ…いいか?
一言で言うと鈍感なんだ」
は、はぁぁ!?
「なんでいきなりそんなこと言われなきゃ…」
「だぁーっ!
じれってぇんだよ、傍から見てると!
いいか、お前は分かってないんだ、
だから何も考えずに素直に作戦を実行しろ!」
悠馬がそう言ったとたん、
「いやー、少し遅れてすみません
では、授業を始めます」
またすごいタイミングで先生が入ってきた
「いいか、絶対だからな
できれば今日実行しろ!」
「はぁ、そんな急な…」
「きりーつ!」
私の反論は日直の号令にかき消された…
ってゆうか、そんな作戦…
ほんとにうまくいく…のか?