この恋、成就率30%




嫌、だなわたし…


自分がすごく嫌だ




いっちょまえに、ヤキモチはやけるんだ






やっぱり、わたしは所詮30%…







心はこんなに傷ついてても、

口から出てくるのは強がっている『幼馴染』としてのセリフだけ







「じゃあ、竜の相談は、わたしが聞くよ!」








竜に好きな人がいたっていい


でも、わたしとのつながりも保っててほしくて…


それがつらい内容の話だったとしても


竜と会話ができる口実が欲しかった







「ありがと、でも おれはいいんだ」




「あ、そっか…

ゴメン、おせっかい…」



「はは、そーゆうんじゃないって

気持ちだけ、ありがとうな」






でも、その口実すら、断られてしまった







心臓が高鳴ってる


でも、さっきまでのとは違うドキドキだった



なんか…嫌な感じ


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