この恋、成就率30%



それがまた、竜の不安をかきたてるらしく、

竜は、また周りの女子たちに優しく対応する



…ん? なんでかって?




それがまためんどくさいことに…






おれたちが小学校…低学年の頃だったか

竜が、おれに頼みたいことがあると言ってきた







「なぁ、悠馬…葉月にさ す、好きなタイプ聞いてきてくれ」


「すきなたいぷ? なんのだ?」


「…好きな……お、男のタイプ…だよ!」



まだ、あんまり恋愛とか目覚めてなかったおれは

けっこう衝撃を受けた



「お、おぉ!

分かった、おれに任せろ!」


「頼むっ!」



でも、頼られたことが嬉しくて

葉月に堂々と聞きに行った




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