この恋、成就率30%
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…と、まぁそんなこんなで
未だに竜は 少しでも葉月の理想(小学生の頃の)に近づけるよう、
日々努力してる…らしい
それが葉月には伝わってないというのがなんともいたたまれないが
でも葉月の立場で考えてみると
そりゃあ、好きなひとに 周りのみんなと平等に接せられれば
恋愛対象外なのか、とおもしろくない気持ちになるのも分かる
しかも、一応は幼馴染という周りとは少し違うポジションにいながらでは、なおさらだろう
なら、せめて幼馴染の関係を壊したくない、と
葉月は気持ちをしまい込み、なんとも思ってないようなふりをしてしまう
そして、竜はまた 葉月のタイプに近づくべく、周りへの優しさ 大サービスだ
互いのこと想いすぎて離れてくって、なんだそれ!
その距離はいつまでも変わらず、
いつしか二人は互いのことを『兄妹のようなもの』と位置付けるようになってしまった
こう、思ってみると…
(悪循環すぎんだろ、あの二人…)