この恋、成就率30%
「本当はさ…あいつの恋愛相談ちゃんと聞いてられる自信ねぇ…っつーか、
聞きたくねぇ…」
やべぇ、
なんか本気でかわいそうになってきた…
まぁ、作戦とか言って焚き付けたのおれだし…
何とか…してやれる、か?
それに、ポジティブに考えれば
何も行動起こさないでズルズルいたより
何かしらのいいキッカケになったんじゃねぇ?!
うん、そうだそうだ
きっとそーなんだ!
…と、自分に言い聞かせ
さて、この落ち込みMaxの竜をどうしようかと悩んでいると
~♪♪
携帯の着信音が鳴り響いた
誰だよ、このタイミングで!
一応、竜の様子を伺うと
でろよ、とでも言いたげに顎をくいっとやった
「悪ぃ」
そう言ってひらくと
サッカー部のマネージャーの先輩からで、
なんだ…?と思いながら電話にでた