この恋、成就率30%


「よぉ、どーしました?」


『あ、悠馬?

あのさ、少し相談なんだけど…』










『じゃ、そーゆうことで!
竜にも話つけといて!』


「はーい、了解です
じゃあ、また明日」






やばい…

またしてもいいタイミングで、

おれ、すげーいいこと思いついた!!!




「ん、終わったのか」



雑誌から顔をあげた竜は

おれの顔を見るなり、不思議そうな顔をした



「悠馬、お前…まさかとは思うけど

またなんか変なこと考えて…」



「竜!おい、聞け!

おれ、すっげーいいこと思いついた!」





怪訝そうに顔を歪めた竜…

って、オイ失礼だな



「この期に及んで、まだあんのか?

つーか、おれ望みねーし

そんなの、意味ねぇ…」



「意味無くねぇ!!」



ん?日本語合ってたか?

まぁいいや






「竜…

葉月に好きなやつがいるって?

だから?だったらなんだよ?」




急に強気になったおれの声色に驚いたのか

竜は目を丸くした


< 65 / 66 >

この作品をシェア

pagetop