この恋、成就率30%
「よぉ、どーしました?」
『あ、悠馬?
あのさ、少し相談なんだけど…』
・
・
・
『じゃ、そーゆうことで!
竜にも話つけといて!』
「はーい、了解です
じゃあ、また明日」
やばい…
またしてもいいタイミングで、
おれ、すげーいいこと思いついた!!!
「ん、終わったのか」
雑誌から顔をあげた竜は
おれの顔を見るなり、不思議そうな顔をした
「悠馬、お前…まさかとは思うけど
またなんか変なこと考えて…」
「竜!おい、聞け!
おれ、すっげーいいこと思いついた!」
怪訝そうに顔を歪めた竜…
って、オイ失礼だな
「この期に及んで、まだあんのか?
つーか、おれ望みねーし
そんなの、意味ねぇ…」
「意味無くねぇ!!」
ん?日本語合ってたか?
まぁいいや
「竜…
葉月に好きなやつがいるって?
だから?だったらなんだよ?」
急に強気になったおれの声色に驚いたのか
竜は目を丸くした