後にも先にも先輩だけ

どうしようどうしようどうしよう!!!

告白するつもりなんてなかったのに!


でも無意識に言っちゃうくらい気持ちが溢れたんだ。


ええい!
こうなったら覚悟決めるしかない!

「先輩、今の、本気ですから!」


「…………」


先輩は黙りこんでしまった。



やっぱり迷惑かけちゃったしダメなのかな……







「美喜ちゃん、ありがとう。
 俺も…美喜ちゃん好きだよ。」






え…………?


「今の……本当ですか……?」



「本当。信じれない?」


「いや、そうじゃなくて!そうじゃないけど、今日だって迷惑かけたし、もうダメかと思っ…て……」

「あ〜また泣いちゃった(笑)」



先輩はそう言ってまた抱きしめてくれた。


「本当はさ、今日俺から言おうと思ってたんだよ。まさか美喜ちゃんから言われるとは思わなかった。」


嘘……
こんなの、嬉しすぎるよ……




「美喜ちゃん……


好きだよ。俺と付き合って。」


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