後にも先にも先輩だけ

そして待ちに待ったこの日!

そう、花火大会の日です!!


先輩が連絡してくれてただいま待ち合わせ場所で先輩を待ってます。

先輩を待たせる訳にはいかないからね!

もちろん浴衣♪

は〜ドキドキする。
浴衣似合ってるかな?


「ごめん!待った?」


先輩の声が聞こえたほうを向いてみる。



うわ……

私服の先輩がかっこよすぎて目が奪われた。


かっこいい〜///



「……可愛すぎだろ。」


「え?」

「いや、何でもない。行こうか。」

「あ、はい!」



先輩とわたしは横に並んで歩き始めた。


それにしても人だらけ。はぐれないようにしなきゃ。


歩いているとりんご飴が売ってある屋台を見つけたわたし。

買いたいと思い先輩に声をかけようとしたのだが。


あれ……?
先輩は?


隣にいたはずの先輩の姿が見当たらなかった。



どうしよう。はぐれちゃった!


もちろんりんご飴どころじゃなくて。

先輩を探そうと歩き少ししたところで。

「痛っ!」


慣れない下駄のせいで靴ずれになったみたい。


こんな足じゃ探しにいけないよ……

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