鬼部長と偽装恋愛はじめました
まさか、それを言うために、私を会議室に連れ出したんだろうか。
メモリの中身も、一向に確認する様子もない。
「その割には、あいつ香奈美に耳元でなにか言ってたよな。なにを言われたんだ?」
「そんなところも見てたの⁉︎ 普段、私のことなんて全然見てないじゃない」
「見てたよ。お前が気がつかなかっただけだろ? 香奈美の仕事ぶりは、オレが一番よく見てる」
そう言った祐平は、私にキスをした。
顎を引き上げたまま、何度も深いキスをする。
「ん……祐平。ここ会社だよ……」
唇を離し、頭が少しボーッとしながら祐平を見上げる。
すると祐平は、私の腰に手をまわして引き寄せた。
「ふたりきりなんだから、いいだろ? それより、田中になに言われたんだよ」
「仕事のアドバイス……。いつも、応援してくれてるから」
「ホントに?」
祐平は濡れた私の唇を指で拭きながら、私を真っ直ぐ見つめる。
「ホントだよ。なんで、そんなこと聞くの?」
メモリの中身も、一向に確認する様子もない。
「その割には、あいつ香奈美に耳元でなにか言ってたよな。なにを言われたんだ?」
「そんなところも見てたの⁉︎ 普段、私のことなんて全然見てないじゃない」
「見てたよ。お前が気がつかなかっただけだろ? 香奈美の仕事ぶりは、オレが一番よく見てる」
そう言った祐平は、私にキスをした。
顎を引き上げたまま、何度も深いキスをする。
「ん……祐平。ここ会社だよ……」
唇を離し、頭が少しボーッとしながら祐平を見上げる。
すると祐平は、私の腰に手をまわして引き寄せた。
「ふたりきりなんだから、いいだろ? それより、田中になに言われたんだよ」
「仕事のアドバイス……。いつも、応援してくれてるから」
「ホントに?」
祐平は濡れた私の唇を指で拭きながら、私を真っ直ぐ見つめる。
「ホントだよ。なんで、そんなこと聞くの?」