新撰組綺談~悠月ナ草~




「……」

男の行動を目にした声主は、眉間にシワを寄せる。



「ハッハッハ!!この坊主傷つけられたくなかったら、金を置いてさっさとうせろ!!!」


男は小さな果物ナイフ波の大きさの刀を取り出し、

千秋の首元寸前に付かせた。


(い、い、い……イヤ!)



首元に伝わるヒヤリとした鉄の感触に恐怖が全身を駆け巡る。




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