新撰組綺談~悠月ナ草~
「へぇ…じゃあ、千秋は、副長にあってみたいのか?」
斎藤がふわっと微笑を浮かべ、聞いてくる。
「できたら……いや、ぜひとも!!!!」
斎藤に身を乗り出してyesと答える。
「………」
だが、ちらりと沖田を見ると、なぜかこちらを見つめて
何やらむすっとしているオーラをただよわせている。
な、なんなんだ。
「では、歳三が遠征から帰ってきたら千秋さんに伝えるよ」
「本当ですか!近藤さん!ありがとうございます!!!」
憧れの土方に会えることに、千秋は胸をふくらませたのであった。