新撰組綺談~悠月ナ草~


沖田は、千秋の座っている 前に正座して座った。

そして、ニヤーっと超笑顔を浮かべ、頭をなでてきた。


「沖田さ……ん?」



普通の沖田がしないような超満面の笑み。

千秋はとても驚く。



「沖田さん、どうしたんですか?顔赤いし…」

「別に?普通ですよ。」


クククッと沖田が笑う。

その中、頭をポンポンとなでるしぐさはやめない。




―――――もしかして、これ酔ってる……のかな??

近藤は、確かにさっき、沖田は遊郭に行ったと言った。




もしかしたら、遊郭で花魁とお酒をのんできたのかもしれない。


などと千秋は考える。






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