絶対私が取り戻すから…

｢…ルイ…立てる？｣


｢…ありがとう…ありがとう…ありがとう。｣





みんなには帰ってもらい教室には私とルイの二人だけになった。
｢なんで私なんかを助けたの？｣
ルイは昔の私のようなことを口にした。

｢私が助けたいって思ったから。｣
｢…｣
｢って、そんなの嘘。私は愁じゃないんだからそんなかっこいいことできない。｣
｢じゃあなんで？｣
｢私もわかんない。体が動いてた。いじめられる人の気持一番わかってるから。｣