絶対私が取り戻すから…
その日いつもみたいに遊んでいた。
駄菓子屋さんに行ったり、意味もなくスーパーへ立ち寄ったり。

その駄菓子屋さんに行った時だった。



「あれ?それはなんだい?」
駄菓子屋のおばあちゃんが友達のバッグを指さして言った。

「え?なにこれ!」
「私知らない。」
「私もー」
周りの3人が答える。残るは私だけ。疑いの目が注がれる。
でも私は知らない。万引きなんてしようとしてない!


「してないです…。」

「そうかい。じゃあこれは誰が入れたんだい?誰もいないってこたーないよなー?不思議さー。素直に言うなら今だい。そしたら学校には言わないよ?」

そうおばあちゃんが言うと
1人が口を開いた。




「私…知ってます!」
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