絶対私が取り戻すから…
男たちは私を外に投げ出すなり急いで逃げて行った。
愁の写真を消すのも忘れて。

「っお!あっぶね!」
投げ出された私を前から抱きかかえてくれた。



「てか、お前なにされてんだよ。」
「詳しくはまだされてないよ。されそうになってたの。」
「そういう事じゃねーだろ…」

分かってる。大変だったって事は自分でもわかってる。
でも、自分を保とうとすることに必死なの。
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