絶対私が取り戻すから…
そんな私を見ても怒ることなく愁は「うん」「うん」をくり返す。
下手に何か言われるより、そっちのほうが落ち着いた。


愁もその場にしゃがみ込み私の頭を撫でて
「怖かったな。もう大丈夫だぞー?」
って。
まるで小さい子をあやすようだったけどそれでもものすごくうれしかった。
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