絶対私が取り戻すから…


「…ふ、ふっ。ふははは!!!!」

5人とも疲れ果てて体育館に寝そべった。
つい笑い声を上げてしまった

「なによ。」
顔だけ曲げて私を見る。でもその顔はさっきのようなきつい目をしてなくて。

「いや?私たち何してんだろって」
「ホント。こんな人平手打ちしたの初めて。」

お互い声を上げて笑った。


「…たわ」
「え?」
「愁の彼女があんたでよかったって言ってんの。」
「え?」
「うるさいな。さっきはごめんね?」
「え?え?え?お互い様だよ」
「うち等あんたと仲良くしたい!」

なになになにこの展開。


こうして私たちは仲良くなった。
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