歌姫の君に恋をした。
ドンドン!!


一室の部屋に広がるドアを叩く音。

「輝夜!!学校行こうよ!!」

そう言ってドアをドンドンと叩く結斗。
そんな結斗を眺めるだけの優。

ガチャ

そして部屋から出てきた輝夜。
輝夜は眠そうに欠伸をしながら。


「おはよ」
「輝夜遅い!」


そう言って笑う結斗に釣られて輝夜も笑う。


「そろそろ行きますか」
「ああ」

優の声で昨日倉庫に泊まっていた3人は幹部室を出た。
幹部室から下に行くと下っ端からの「おはよう」と「いってらっしゃい」の声を受け、返事しながら倉庫の外に向かった。
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