歌姫の君に恋をした。
「あら、もう終わったの?」


そういう柊人は輝夜達の姿を見て笑っていた。


「そいつらそのままにしておけ。
ちょっと隠れるぞ。」


そういう柊人の顔は悪に染まっていた。
これから起きることを楽しみにしているかのようだった。



ガチャ…


「やっほー…ってなにこれ…」


杏奈…?


「優!ねえ!みんな!!」


杏奈の声がする…
泣きそうな声だ…

「うっ…」
「結斗!?」

結斗…
早く杏奈達を屋上から…


動かない体、開かない目。
優は痛みに耐えていた。
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