彼女が男で彼氏が私で【完】



「お疲れ様」



校門にいたのは葛城
「待ってたの?」




「オレも少し前に終わったからさ」




葛城くんは足を進めた






「スタメンなんだって?おめでとう」




葛城くんは振り向いてそう言った



「ありがとう
紗南にも連絡入れたらすぐに返信きてさ、おめでとうって」



「天宮は?」




「えっ?」




「天宮には連絡したの?」




「してない…」




出来るわけない…




「それでいいのか?」




「いいわけないよ!でも…
怖い…また同じこと繰り返すのは…」




ギュっ





「葛城…くん…?」





< 101 / 219 >

この作品をシェア

pagetop