彼女が男で彼氏が私で【完】
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これで今日は終わりで
皆食器を洗ったりして、後片付けをしていた時
「飛翔、ちょっと話がある」
「何?葛城くん?」
「ここではちょっと話ずらいから屋上でいい?」
断る理由もなかったので葛城くんの後をついていった
「オレさ、飛翔と別れてから
飛翔と天宮のことずっと見てた
やっぱりオレの入る隙はないんだなって実感した
オレさ、いろんな女の子に告白されたんだ
言っちゃ悪いけど、飛翔以外の女の子のこと考えられないんだ」
「葛城くん?」
「だからさ、オレは飛翔のファンってことで考えててもいいかな?
そうでもしないと飛翔のこと、忘れられないや」
悲しそうな顔で笑っている葛城くん
「私なんかよりずっと可愛くて、女の子らしい子なんて、すぐに見つかるよ!」
「ありがと、最後にオレの願い聞いてくれる?」
「いいよ」
「今度の部活が休みの日、オレとどっか遊びに行こ
これが最後のオレの願い
これが叶ったら、すんなり飛翔のこと諦めるから」