彼女が男で彼氏が私で【完】
ーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
「ただいま〜」
家に着き、玄関の扉を開けた
「おかえり〜…
わぁーーーーーーーー!!」
出てきた途端その大声ですか、賢兄
「陸斗じゃん!!!」
ギュッと陸斗の手を握りブンブン横に振る賢兄
「久しぶりだな〜!
何年ぶりだ?
こんなに大きくなって〜!」
一方的に話を進める賢兄
「夕飯、うちで食べていけ!
秀が気合い入れて作ってくれるぞ!」
「本当ですか?!頂きます!!」
この二人は異様に仲がいい
相性もいいようで、よく二人で遊んでいた
「将(まさる)さんと、愛さんにはちゃんと連絡しとくんだそ!」
「そのことなんですが、僕今一人暮らししてるんですよ」
「そうなのか?」
「はい、父が海外出張でそれに母も着いて行くと言い出して
僕だけ残ることにしたんですよ」
へぇ〜そうだったんだ