彼女が男で彼氏が私で【完】




「久しぶりだな〜飛翔部屋
あの頃から全然変わってないじゃん笑」



部屋に入ると中を見渡す陸斗





「なに言ってんの?変わったよ?」




「いやいや…こことか絶対変わってない」



そういって陸斗が近づいたのは、とある本棚だった



カーテン付きなので中は見えない



そのカーテンをシャッとめくった






「ほらやっぱり、変わってない」




カーテンの奥には

月バス←月刊バスケットボール

やバスケに関する雑誌ばかりが入っていた





「それは別じゃん!」




私はカーテンを元に戻した



「でもさ、黒を基調とした色合わせは変わってないって自分でも分かってるだろ?」



「それは別!」




「はいはい」





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