彼女が男で彼氏が私で【完】
…が…
「一緒にご飯、食べてもいいですか?」
女の子の大群に見舞わられた
誰も了承すらしていないのに、いつの間にか私たちの座っていたシートは、女の子でいっぱいになっていた
何故か私たち4人を囲むようにして
「飛翔どうにかしてよ、これ」
紗南も意外に大食いで
でも今日は、あまり進んでいない
「ゴメンね、
今は、この2人と食べてるんだ
みんなとは、またいつか一緒に食べよ?
だから今日はゴメンね」
そう言うと、女の子たちはすぐに去って行った
紗南はやれやれというような顔で
また、箸を進めた