彼女が男で彼氏が私で【完】
放課後
「バイバイ飛翔、出雲」
紗南はルンルンと駆け足で教室を出た
「帰りますか」
荷物を持って教室を出たそのとき
「きゃー///」
「かっこいいー///」
違うクラスや先輩の女子にもみくちゃにされる私
「ちょっ」
「離れてっ!」
私の言葉なんて聞く耳をもたない女子達
「ちょっと!!
やめて!!! あたしの彼氏に触らないで!!」
はいっ?
彼氏?
でもみんなには効いてる
「ごめんね
今からこの子とデートなんだ」
ニコっと笑い、そう言うと
周りにいた女子たちは帰っていった
「ありがと」
私は出雲にお礼をいい学校を出た