彼女が男で彼氏が私で【完】




出雲…



「ねぇ、あなた一人?」


「はい?」



私に声をかけて来たのは
いかにも男遊びが激しそうな女2人だ



「友達と来てるので」


軽くあしらおうと思ったが
食いついてくるのが当たり前なのか


「でも今は君一人でしょ?」


なんて言いながら、2人は私のサイドに座って来た



めんどくさいな…


「ゴメンね、今君たちと遊んでる暇はないんだ」


右に座っている女に肩を組んだ


「そんなことされて、引き下がれないわよ」


ペロッと舌を出して来た



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