先生、好きです。
立場、分かってる?
───────…
結局、頭がぽわぽわしたまま始業式が終わり、教室に戻る。
自分の席に座ったとたん現実味が湧いてきて、なんだか舞い上がってしまう。
「アキ先生、かぁ………」
あたしのつぶやきに、反応したのは良ちゃん。
「…河崎、お前神代先生と知り合い?」
「ん?
んん~…まぁね!」
知り合いってほどではないけど、顔見知りぐらいかな?
「あ、そ。
ところでお前、神代先生に惚れただろ。」
「うん!」
…うん?
ななな、なっ…………!