先生、好きです。

「いいじゃん別に!」

「あ、俺今日委員会だから。

図書室で待ってるとか、適当に時間潰して…」

「平気、1人で帰るよ!

さすがに、あたしもう高校生だよ?」

「…そう。

ならいいけど。」


もう昔のままじゃないんだから。


「お前すぐ強がるから、一応心配してるんだけど。」

ななななっ……!

「良ちゃんが、優しい…っ!?」

「うるさいな、そんなに驚くことかよ。」


だって、意地悪良ちゃん(悪魔王良ちゃん)と名付けたくらいだもの!

こんな優しい良ちゃん、久々…!


「いつもそのくらい優しかったらいいのに。」

「馬鹿だな。
いつも優しいとか、そんなの俺のキャラじゃない。」



キャラの問題でした。


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