先生、好きです。
────川崎さん、川崎さん。
…遠くで、誰かがあたしを呼んでる…
あたしの中に低く響く、とても心地いい声。
誰の声だろう…
誰の…
「…さん、川崎さん!」
「はひぃ!?」
急に大声になったから、ビックリして飛び起きてしまった。
すると、目の前にはアキ先生の姿が…
「うっ…わあああああああ?!」
「補習、終わらせないと。」
そんな、にっこりして残酷なことを…!
じゃなくて、寝顔、見られた?!
「あの…先生、見ました?」
「なにを?」
「…寝顔。」
「……。」
無言やめてくださいとても怖いです先生!