佐伯先生×ゆあちゃん【短編集】
一時間後

「ゆあ〜? どうせまだこここにいるんでしょ? ゼミの子たちが探してたから連れて来たよー」
「「「お邪魔します〜」」」

最悪だ…。

「あれ?」
「あはは!ゆあちゃんが!」

学生たちが入ってきたと同時に笑い出した。

「助けてく「写メ、写メ」…」

全員が携帯を取り出す。

「かわいい~」
「コアラの親子みたい~」

そしてこんなにうるさくなったのに、こいつはまだ起きないのか?

「誰か早くこの子をはがして、「神田くーん、はやくはやく、佐伯先生とゆあちゃんが」…」
「なになに??」

僕の発言はことごとく遮られ、救出されたのは激写された後…。



<あなたの温もりがほしいから>

(全く…心臓に悪いったらあったもんじゃない)
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