佐伯先生×ゆあちゃん【短編集】
おひるね
ゆあが僕の研究室のソファで寝ている。
大きなソファを置いているのはゆったりと本を読むためなんだが、彼女に言わせると違うらしい。

彼女はここに来て、自分の勉強をするとか考えないのか?
それに課題をたんまり出しているのに、なんでのんきに昼寝なんかできるんだ…

「そのちょこは…そっちも、わたしの…」

彼女の寝言を聞いてコーヒーを吹き出しそうになった。
こいつは一体どれだけ欲張りなんだ。

「…」

だけどゆあがいて和むのも事実だった。
僕も論文続きで睡眠不足だ、隣りで少し横になるか…

・・・
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