四百年の恋
決別
***
ガタン!
「美月姫、待って!」
友人の制止も振り切り美月姫は試験終了後、筆記用具を片付け終わるとすぐに会場から飛び出していった。
すでに外は真っ暗。
年が明けて、センター試験初日。
文系三科目の試験が実施された。
社会、国語を無事に終了し、この日の最終科目の外国語。
英語を選択した美月姫は、筆記試験は無事に終えたのだが。
最後のリスニング試験で、致命的な失敗を犯してしまった。
最初の質問をはっきり聞き取れず、パニックに陥っている間に次から次に質問が流れていった。
出だしでつまずいてしまい、気持ちの切り替えができないまま次の設問も分からなくなる……の繰り返し。
連鎖反応で頭は真っ白。
最後は仕方ないので、勘でマークシートを埋めるしかなかった。
翌日の理科と数学の試験終了後、改めて自己採点。
「だめだ……」
帰宅後、美月姫は頭を抱えた。
自己採点の結果は、過去最悪。
本番によもやのミスを犯してしまい、これまで頑張ってきたことを発揮できない結果になってしまった。
東大の合格圏内を下回り、「危険水域」の点数だった。
ガタン!
「美月姫、待って!」
友人の制止も振り切り美月姫は試験終了後、筆記用具を片付け終わるとすぐに会場から飛び出していった。
すでに外は真っ暗。
年が明けて、センター試験初日。
文系三科目の試験が実施された。
社会、国語を無事に終了し、この日の最終科目の外国語。
英語を選択した美月姫は、筆記試験は無事に終えたのだが。
最後のリスニング試験で、致命的な失敗を犯してしまった。
最初の質問をはっきり聞き取れず、パニックに陥っている間に次から次に質問が流れていった。
出だしでつまずいてしまい、気持ちの切り替えができないまま次の設問も分からなくなる……の繰り返し。
連鎖反応で頭は真っ白。
最後は仕方ないので、勘でマークシートを埋めるしかなかった。
翌日の理科と数学の試験終了後、改めて自己採点。
「だめだ……」
帰宅後、美月姫は頭を抱えた。
自己採点の結果は、過去最悪。
本番によもやのミスを犯してしまい、これまで頑張ってきたことを発揮できない結果になってしまった。
東大の合格圏内を下回り、「危険水域」の点数だった。