恋歌〔LoveSong〕
ホントは…あれから石原くんよりも、藤城くんのことが気になっていた。



「いい声、してんな。」



彼は、初めてあたしの歌を褒めてくれた人だったから。



どこかで会えないか、期待している自分がいた。



「藤城涼太…」



「ん?みこ何か言った?」



「い、いや??」



「それより早く、着替えに行かないと!!」
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