恋歌〔LoveSong〕
「お前は…なんか、特別だから。」



「と、特別!?」



「そう、特別。だから、屋上来てまた歌ってくれよな。」



「あたし…いいの??ここに来ても。」



「おう、毎日来いよ。」



「毎日はちょっと…親友がいるから。」



「そうか。まあなるべく来いよな、待ってるから。」



彼が微笑む。



あたしまで、微笑んじゃう。
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