君との約束
プロローグ
「約束だよ!まも!」
「うん!約束ね!磨生君!」
まだ小2の私達はそう言ってクスクス笑っていた。
「もうそろそろ帰ろっか〜!」
「そうだね…お母さん達怒らすと怖いもんね〜!」
磨生君の言った言葉に賛成の声をあげて、また2人でクスクスと笑った。

私達はいつもの帰り道を歩いていた。楽しく話しながら…私が磨生君の手を引いて帰っていた。
「‼︎ま、まも!危ない‼︎‼︎」
「えっ…?」
私は周りを見ずに真っ直ぐ来てしまった。そして、私の目の前には……大きなトラック…。私が怖くなって動けないでいると、突然 ドンッ‼︎ って何かに強く押された…その直後に…何かが潰れる音と、骨の砕ける音がした……私はそのまま頭を強くうち、気絶してしまった…。
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