君との約束

あれから…

あれから8年が経った。私は見事第一志望の高校に合格し、今日はその入学式！
「あら？今日から学校？制服似合ってるわよ！」
「あ！おばさん！ありがと〜」
学校に行こうとすると磨生君のお母さんにあった。磨生君のことはまだ全然思い出せないけど、私が8年前退院したその日に磨生君の両親が私に謝りに来てくれて、それからは普通の仲の良い隣人関係を保っている。
「今日は高校の入学式なんですよ〜」
お母さん…なんか嬉しそうだな〜…
「あらそう〜早いわねぇ。もう麻萌梨ちゃんも高校生か〜…磨生も…生きてたら麻萌梨ちゃんと同じ制服来てたのかしらねぇ…」
おばさんは今でも磨生君の話をすると少しさみしそうにする。
「あ、ごめんなさいね！今日の晴れ晴れとしたお祝いの日に！」
「いえ！大丈夫ですよ〜！」
お母さん…いつもそうフォローするよね…まぁ…そう言うしかないか〜…