君との約束
「あれ?麻萌姉葉巻高校の制服なんか着て…なに?借りたの?」
「はぁ⁉︎何よそれ!ちゃんと私のだよ!わーたーしーの!」
「あ、そっか。麻萌姉高校生か〜。俺よりチビだからまだ中2かと思った〜」
この憎まれ口を叩くのは隣の家の2人目の子供…つまり磨生君の一個したの弟だ。昔はすっごく可愛かったのに、最近どんどん可愛げがなくなってきた最悪なやつだ。
「チビっ…て…!あんたがデカくなりすきたんでしょ〜‼︎ずっとちっちゃくてもよかったのに…!」
「ずっとちっちゃかったら困るんだよ…」
「ん?なんて?」
「いや…なにも…」
なんかすっごい小さい声で聞こえなかった…あ…!もしかしてまた私の悪口…⁉︎
「ほら!あんたも早く学校行きなさいよ!遅刻するわよ!」
「へいへーい」
ってか…もう遅刻だと思うけど…
「じゃあそろそろ私たちも行こっか〜」
「うん!」
「あら、もう行くの?気を付けてね〜頑張るのよ!麻萌梨ちゃん!」
「は、はーい」
なにを頑張るのだろう…
「じゃあいってらっしゃい!」
「いってきまーす‼︎」
そう言って私は母と学校へ向かった。
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