♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「輝先輩、
由美を許してやってください」
「石田はあいつの何がいいんだよ。
生意気なクソガキが」
「由美は、先輩にいい思い出ないから、
たぶん美咲先輩が新鮮なんだと思います。
なので、どうか大目に見てください」
美咲に少し安藤のことを聞いたが、
たしかにいい思い出はなさそうだな。
まぁ、あの性格からして、
先輩とうまくいく感じしなさそうだけどな。
美咲が優しくて良かったな安藤。
「美咲が仲良くしてるなら、
俺は別に構わない」
「ありがとうございます」
頭を軽く下げる石田。
コイツ……
「いいやつだなお前。
たっくんって呼んでやる」
しっかりしてて、可愛いやつ。
これからはたっくんと呼ぼう。
「輝先輩に呼ばれるのはちょっと……」
前言撤回だ。
石田は可愛くねぇ。