♥続・甘々な俺様とふたりきり♥


俺は座って話を聞くことにした。



「先生に、次の期末悪かったら補習と言われてしまいまして……」



「補習?どんだけだよ……。
あれって、バカがするもんだろ?」



「うっ……」



「何で勉強しようとしなかったんだよ」



「したよ!?したけど……その、すぐ休憩とかしてたら時間過ぎて、寝る時間だおやすみ~みたいな」


てへっと言う美咲。



呆れてもう何も言えねぇよ……。



「とりあえず、後1週間頑張れよ。
俺も勉強あるし、行くな~」



今からやれば、多少は大丈夫だろ。



「まっ待って!
お願いっ勉強一緒にして!」



上に行こうとする俺を、

美咲はがっちり腕を掴んで離してくれない。



……美咲が抱き着いてきたのはこういうことか。




「何でだよ、範囲違うし」



俺だって、そろそろやらないと危機だ。



中間テスト、順位はいつも通りだったけど、

あんまり点数的に良くなかったんだよな~。



……美咲よりか断然いいけど。

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