♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「美咲~炊けたぞ。飯にしようぜ」
階段を上がり、美咲の部屋をノックする。
「……」
「美咲ー?」
いくらノックをしても返事がない……。
「開けるぞ~」
ドアを開けると、
美咲は机に突っ伏していた。
「美咲?」
ちょっと軽く揺らしてみる。
「……っん、輝……?
ごめん、寝ちゃってたっ」
「全然大丈夫だけど、
疲れたんじゃねぇの?」
「そうかも~……」
よく見ると、
そんなに顔色が良くなさそうだ……。
「今日はみっちりやったし、早く寝ろよ。
明日は数学、現代文だし、大丈夫だろ」
「うん、そうする。
ご飯の準備してくれてありがとうっ」
「俺はただ盛り付けただけだっての」
こんなことしか出来なくてごめんな。
試験終わったら、
俺も少しは料理手伝うから。
そんな試験当日、
非常事態が起こった……