♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
________……
「……っん……」
「あ、美咲起きたか」
目を開けた時、
よく見慣れた部屋に私はいた。
「輝……?ここ、私の部屋?」
「そうだよ。めっちゃびっくりした、
美咲が倒れたって聞いて」
「輝、運んでくれてありがとね」
私が具合悪くなって、立てなくなってた時、
輝は駆けつけてくれたんだ。
そこまでは記憶にあるのにな……。
「暴れなくなったと思ったら、
美咲は意識なくなるし、まじ焦った。
そんな状態だったのに、
気づいてやれなくてほんとごめん……」
「ち、違う。輝のせいじゃないよ。
私がちゃんと体調管理とかしなかったから」
そう、私のせいなの。
だから輝、そんな顔しないで……?
「はぁ……こんなことなら、
美咲に勉強なんて教えるんじゃなかった」
「えっ……教えてくれなくちゃ、
私、全然解けなかったよ」
「こんな具合悪くして……。
今日のは大丈夫だったのか?」
「うん、バッチリ」
かどうかは微妙だけど……。
とりあえず、笑顔で答えた。
「なら今日はちゃんと病院行って、
安静にすること。分かった?」
「はい」
「1人で平気か?」
「だ、大丈夫だよ//」
輝、何だかお母さんみたい。
そうして私は何年かぶりの病院へ行った。
結果、風邪と診断された。