♥続・甘々な俺様とふたりきり♥



[輝side]


美咲を迎えに行った後、

家に着いたらすぐ寝た美咲。


美咲は性懲りもなく、

勉強なんてしようとしてたし。


危なっかしい。


勉強しなかった人間が勉強したら、

歯止めってものを知らないのかな。



倒れるまで頑張りやがって。



俺は夏休み、美咲と一緒に過ごせるなら、

どこだっていいっての。


たとえ学校だろうが、

そん時は俺が厳しくマンツーマンで教えてやるから。




「だから美咲、早く元気になれよ……」



俺は寝てる美咲を横に、

そんなことを考えてた。



そういえば……


俺も勉強をめちゃくちゃ頑張ってて、

挙句の果て、

入試の前にインフルエンザにかかって、

散々だったんだよな。



後、もう一つ、

大事な思い出がある。



……俺が美咲と出逢った時。



懐かしい。


あの時のことが、

今でも鮮明に思い出される……。




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