♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
入学して3カ月くらい経った後、
クラスの男子がある奴の話をしていた。
「隣のクラスの高木っているじゃん?
めちゃくちゃ可愛いんだよ」
「あ~あいつか。
たしかに顔は可愛いよな。
でも、告白されても、
無表情で断られるらしいぞ」
「え、怖いな。
目の抱擁にしとこ~」
「キモいなお前」
高木美咲……。
へぇ~、可愛いんだ。
どんな奴なんだろ。
いつも寄ってくるのは、
可愛いは可愛いが、ケバい女だったり、
香水がきつかったり。
高校ってこんなもんかと、
少々飽きていた。
だから、高木美咲が、
どれほどのものか気になった。
男からモテるのに、
付き合わない奴もいるんだ。
もったいない奴だな。