♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
美咲は、
俺がいつ好きになったのかも知らない。
まだ言ってないから。
あの時もらった水筒も……
『飲み物ありがとう』
『いいえ、じゃあバイバイっ』
って、試験が終わって返したんだ。
女らしい、苺柄の水筒だった。
あの水筒は、ここにきてまだ見たことがない。
もし、水筒を見つけたら、
その時は話してみるか……。
今は目の前に寝てる美咲が、
早く元気になってくれればいい。
昔のことを思い出してたら、
もう夜になっていた。
今日は、自分で飯作ってみるか。
「おやすみ、美咲」
俺は美咲の部屋を出て、
リビングに向かった。