♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
この話、輝にしてみよ~。
私のこと、
バカは風邪引かないとか言ってたし……
私だって、風邪引いてるんだからっ
「おはよ~」
「あ、輝おはよう」
ちょうど輝が起きてきた。
「もう大丈夫なのか?」
「うん、ちょっと喉痛いけど、
ホットレモネード飲めば大丈夫っ」
「そっか、なら良かった。
美咲の回復力はすごいな」
「私もこんなに早く良くなるなんて思ってなかった」
自分の回復力にびっくり。
「ありがとう輝。看病してくれて」
「いーえ」
私はリビングに行って、
ホットレモネードを作り始める。
「何作るの?」
「ホットレモネードだよ」
「へぇ~」
お母さんが作ってたのって、こんな感じだったよね~。
見よう見まねに作ってみる。
「あ、輝。
そこの棚から、水筒取ってくれない?」
「分かった」
「苺柄の水筒ね~」
ついでに、あの時の話しちゃおう。
ホットレモネードにかけて。
「苺柄……って、これ……」
「どうしたの輝?」
輝はなぜか水筒を持ったまま固まっている。