♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
結果、返されたテストはいつも通り。
まぁ、こんなもんか。
美咲の試験勉強教えてたわりには、
良い方だろう。
「さて、美咲のとこ行くかな……」
大地と一緒に、
美咲のいるすぐ隣の教室に向かう。
しかし、美咲の姿はなかった。
「あ、大地くん!輝くん!
あのね、美咲ちゃんなら先帰ったよ」
入り口の近くにいたら、
優里ちゃんが話しかけてきた。
「え、何で?」
もしかして……
「美咲のテスト、悪かった?」
「……そ、それは本人に聞いた方がいいよ~」
なんだこの間。
おそらく、良くないってことだろうけど。
「輝くん、美咲ちゃんのこと怒ったりしないでね?」
やっぱり……。
「大丈夫大丈夫。俺優しいから」
「嘘つけよ鬼だろう」
大地の素早いツッコミはスルーしといた。