♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「美咲、覚えてるよな?
テストの点数悪かったらどうなるか」
「お、覚えてるよ……?」
「じゃあ、たっぷりお礼しないとな~」
美咲の耳元で囁く。
「ま、待って!
どうして私が悪いってなってるのよ!?」
「はぁ?」
目の前にいる美咲は、なぜか怒り気味である。
「テスト返ってきたんだよな?」
「うん」
「すぐ家に帰ったよな?」
「うん」
「テスト悪かったよな?」
「ううん」
「……はぁ?」
2度目のはぁが出てきてしまった。
だって今『ううん』って言ったよな?
俺の聞き間違い……?
「もうっ早くリビングにきて」
「あ、あぁ」
美咲の腕を掴んでたはずの手を、
今度は逆に美咲に手を引っ張られ、
リビングに連れていかれた。