♥続・甘々な俺様とふたりきり♥



「なんだよこれ?」


リビングに入ると、

テーブルの上に豪華な食事が……。



「早く帰って頑張ったんだからね~」



「何かの記念日だっけ?」



「違うわよ。
輝のために作ったの」



そう言いながら、

美咲は数枚の紙を渡してきた。




「!?」


その紙には90、86、80などと、

どれも80以上の点数が……



「どう?」



「……美咲、カンニングでもしたのか」



「ひどい!わぁっ……」



「最高」


嬉しさのあまり、

思わず美咲を抱きしめてしまった。




「ありがとう輝。
これで私、夏休み遊べるよっ」



「はは、全て俺のおかげだな」



何て言ってみるけど、

結局は美咲自身が頑張ったからなんだけどな。




「うん。輝のおかげだね!
だから、これはほんのお礼」


テーブルに並んでる料理を指す。


俺の大好きなハンバーグもある。



「ありがとな」



「こちらこそありがとう」



こうして美咲の波乱の期末試験は、

良い結果で幕を閉じた。

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