♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
優里にテスト結果を見せた時……
『どうしよう優里っ』
『美咲ちゃん、この点数は……』
コミュニケーションは、
みんな良くて、平均点が高かったのだ。
だから赤点じゃなくても、
なかなか悪い点にあたる。
『輝と一緒に帰るのは危険すぎる……』
『でも、他のテストは良かったんだし、
逆に美咲ちゃんが悪かったって錯覚してたら、
1つのテストなんて気にならないはずだよ』
『そうかな~……』
輝はそんなに甘くないはず。
『こんな点数取っといて、
夏休み遊べるとでも思ってんのか?
夏休み、しごくからな』
嫌だ嫌だっ
『美咲ちゃん、大丈夫?』
『う、うん。大丈夫』
想像すると怖くてたまらない。
『とにかく、私は輝くんを足止めするね!』
『分かった』
優里に輝の足止めを頼んで、
私は真っ先に家に帰ったのだ。